賃貸仲介とは?
不動産業をはじめるにあたってよくある質問に「何件物件を持っていますか?」というものがありました。まだ創業間もないということもあり正直、自社物件や管理物件数はとても少ないです。
よくある勘違いとして持っている物件(自社物件や管理物件)の中から物件を選ばないといけないと思われていることがあります。
しかし本来は、不動産仲介業者は市場にあるほぼ全ての物件をご紹介可能です。もちろん、ネコ不動産も入居者を募集をしているほぼ全ての賃貸物件をご紹介可能です。利益率が低いのであまり取り組む会社さんはいませんが、上司がいない個人不動産店の強みとしてこのような物件も忖度なしにご紹介できます。
ネコ可物件専門店とは?
前述したように大手不動産店では自社物件や管理物件を優先的にご紹介しないといけません。その中で選ぶとなると「ネコ可物件」は必然的に少なくなります。
ネコ不動産は自社物件や管理物件など関係なく物件をご紹介できるので、市場のほぼ全ての賃貸物件の中から「ネコ可物件」を忖度なしにご紹介可能です。
これが「ネコ可物件専門店」の仕組みとなります。A社の管理物件はA社に問い合わせて内見の予約、B社の管理物件はB社に問い合わせて内見の予約が必要になる場合があります。そんな時にネコ不動産にご相談いただければ、一括して内見やご契約のお手続きをさせていただきます。
ぜひ、一度お気軽にご相談いただければと思います。
入居費用
住居用の賃貸物件に入居する際の初期費用についてご紹介します。
入居時にかかる初期費用としては以下のものがあります。
- 前家賃 賃料1~2か月分
- 敷金 賃料0~2か月分
- 礼金 賃料0~2か月分
- 家賃保証料 賃料0.5~1か月分
- 火災保険料 約2~3万円前後
- 仲介手数料 賃料1か月分
それぞれ詳しく解説していきます。
前家賃
前家賃はその名の通り、入居前に発生するお家賃です。
仮に1月15日入居だとすると、1月15日~1月31日までの日割り家賃と2月分の家賃を初期費用で支払うことが一般的です。
例)賃料10万円の物件の場合
1月分日割り家賃:10万円÷31日×17日(15~31日)=54,839円
2月分家賃:10万円
前家賃小計:15万4,839円
敷金
敷金は賃料の未払いや退去時の原状回復費用に備えて、大家さんや管理会社に担保として預ける費用です。賃料の滞納もなく、原状回復費用も掛からなければ返還されるお金です。
最近は敷金なしの物件も増えましたが、ペット可(猫可)の物件は退去時の原状回復に費用が掛かることが想定されるため、敷金ありの物件が多いです。
敷金と似た言葉に「敷引き」というものがありますが、敷金との違いは返還されることがない点です。ちなみに敷引きは関西や九州にみられる商習慣です。
礼金
礼金は大家さんに対して「お部屋を貸してくださりありがとう」というお礼の意味のあるお金です。お礼で渡しているので返還などはありません。
時代の変化とともに礼金なしの物件も増えてきましたが、新築アパートやペット可(猫可)の物件は希少なため礼金が発生する物件もあります。
礼金がある場合は、1~2か月分が一般的です。
家賃保証料
最近は保証人不要でお部屋を借りれる代わりに家賃の保証会社をつけることが一般的です。家賃保証会社は万が一、借主が賃料滞納をした際に代わりに大家さんまたは管理会社に賃料を立替えを行います。立替えた賃料は後日、借主に手数料(2000~3000円程)とともに請求が来ます。当たり前ですが、賃料滞納はしないことが一番です。
家賃保証の支払いは保証会社や保証内容などに様々ありますが、初期費用としては賃料の50~100%が一般的です。
火災(家財)保険
賃貸物件に限らず、持ち家でも一般的な住宅で生活する上で火災(家財)保険への加入はほぼ必須です。火災(家財)保険に加入する目的は水漏れや火災など万が一のことが起きた際に、お部屋の修繕費や家財の補償をするためです。
よくある事例としては2階建てのアパートの2階のお部屋で水漏れが起き、1階のお部屋まで被害が及ぶと被害金額が何百万円になることもあります。その費用を入居者の個人負担で賄うのは大変なので、火災(家財)保険に加入して万が一のリスクに備えます。
火災(家財)保険の費用は保険会社や保証内容にもよりますが、2年間で2~3万円程が一般的です。2年おきに2~3万円支払って保険に加入するイメージです。賃貸借契約の更新期間が2年が多いのもこの保険期間に関係しているのかもしれません。
仲介手数料
最後に仲介手数料です。借主と貸主を繋いだ(仲介した)ことに対する報酬です。この仲介手数料が不動産仲介会社の売上となります。仲介手数料の上限は賃料の1か月分と宅建業という法律で定められています。この上限を超えて仲介手数料を受け取ると宅建業法違反となり罰則があります。
ネコ不動産ではこの仲介手数料(売上)の一部を熊本県の企業版ふるさと納税で動物愛護のために寄付をします。
初期費用まとめ
入居時にかかる初期費用としては以下のようなものがあげられました。
- 前家賃 賃料1~2か月分
- 敷金 賃料0~2か月分
- 礼金 賃料0~2か月分
- 家賃保証料 賃料0.5~1か月分
- 火災保険料 約2~3万円前後
- 仲介手数料 賃料1か月分
これらの初期費用の最低額~最高額をみると、賃貸住宅で必要な初期費用は
賃料2.5~8か月分+2~3万円となります。
この金額は物件によって千差万別ですので、都度見積を出す形になります。
初期費用のお見積りだけでもお気軽にご相談ください。